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2024/06/20 (Thu)                  [PR]
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2013/06/20 (Thu)                  ニンゲンネコジャラシ
退屈に潰され死にそうだ ウサミミcatはつぶやいた
ネズミも金魚もいない部屋 遊べるものは なんにもない

何もない部屋に落とされた フシギなニンゲンネコジャラシ
ウサミミcatはひらめいた キミと遊ぶよall night long

煌めく星 輝いた夢
カラフルだね 世界は広い
こんな僕も 受け入れてくれた
感動で胸は 弾けるだろう

GOD EATER!
ネコは気付かない
背中に背負った苺色の大きな星
GOD EATERはカラフルな部屋の中
馴染めずに 一人 暗い色 CAUTION...


ウサミミcatは話では お菓子の味がするようだ
GOD EATERは知っていた 大きな口開け微笑んだ

ウサミミcatは気がついた 牙はえたニンゲンネコジャラシ
牙を隠してと頼むけど 聞く耳は毛頭ないようだ

煌めく星 輝いた夢
幻覚の中 見つめていたよ
こんな僕も 羽ばたけるなら
この部屋は捨てて 大きな空へ

GOD EATER!
ネコは気付いてる
真っ黒 穴あく ブラックホールに
GOD EATERはカラフルな部屋の中
代償も払わず 一人 残された CAUTION...
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2013/06/20 (Thu)                  人魚の卵
左足に巣食う 真っ赤に熱を持った傷の
周囲に吹き上がる 不安定な泡
知ってるそれは毒が この身を蝕む証
このままいけばじきに 私は泡になる

人と出会い 人に愛され 人を愛し 人を失い
溢れかえる‐Logos‐は 永久にその色をなくす
まるで人魚姫のようと 一人ごちた言葉もむなしく
人口には介赦されずに 内に突き刺さる

そして 私は 溶けて流れ揺れ蒼い波間に消えるけど
強情な同情も憐れみも掬う手も要らない
ただ 何千何億那由多、不可思議の 分子量(モル)から
私を偶然に見つけて

左足に生えた ぬらめき膨らみを持った花を
育て慈しみ増やして 私は生を得る
赤熱するそれは 単眼(モノアイ)の生き物のよう
野放しにするならやがて 誰かを食べにいく

言葉を喪った私に あなたは言葉を与えてくれた
言葉を再び得た私の 言葉はあなたにしか解らなかった

そして 私は 世界の狭間永劫の孤独を嘆くけど
抜け出すための綱も網もヘリも何も要らない
聴こえぬ呼び声を聞き理解するものがそこには
必ず居てくれるから

言葉も失い 泡と弾け海に混ざり消えた乙女は
きっとそこで同じ泡と出会い結ばれ果てるのでしょう
だからこの足は 泡と弾けるデッドエンドしかしハッピーエンドの
幕開けなのでしょう
始まるのでしょう
2013/06/20 (Thu)                  月の歌
忘れかけてた 壊れた記憶
細切れの 月の歌
空を見上げて その目凝らして
追い続ける 雲間からのぞく光

愛すべきものたちも 全て霞んで見えた
愛せないものたちは 見ようともしなかった

当たり前のように 享受した光
今見つめるそれは あまりにも遠い

受け止めて 受け入れて
受け入れられなくて また受け止めて
伸ばした手は 何かを掴むべきでしょう
知っている 気付いてる 何を掴むべきかは
ただこの手が この指が 開かないだけ

形になった 壊れた記憶
今歌う 月の歌
空を見上げて その目凝らして
追い続ける 雲間からのぞく光

愛すべきものたちに 永久の別れを告げた
愛せないものたちも これで最後となった

悶えもがくように 追いかけた光
今見つめるそれは あまりにも近い

受け止めて 受け入れて
受け入れた分さえ また受け止めて
伸ばした手は 何かを掴んだのでしょう
知っている 覚えてる 何を掴んだのかは
そうこの手は この指は 月の歌を歌う
2012/07/02 (Mon)                  ラブストーリー
とある小さな森の小屋に、一人の女の子が住んでいました。昔、女の子はお母さんと一緒に暮らしていましたが、病気でお母さんが亡くなってからはずっと一人です。
時々寂しいと思うこともあったけれど、女の子は森のなかで、平穏な毎日を送っていました。
そんなある日、一人の男の人が女の子の小屋を訪ねてきました。男の人は女の子が見たこともない立派な身なりをしていました。女の子は、立派な身なりもそうですが、男の人すら見たことがなかったので、たいそう驚きました。
「まぁ、あなたは誰?どこから来たの?」
女の子は尋ねます。
「私はただの旅人です。どうか一晩泊めてください。」
旅人と名乗る男の人は、そう言って頼み込みました。
女の子は、優しい心を持っていたので、旅人を泊めてあげることにしました。それに女の子は、自分以外の人を見るのがとても久し振りだったので、どこか物珍しい気持ちもあったのです。
旅人は、女の子に、森の外の話をたくさん聞かせました。たくさんの人が暮らす街のこと、大きな大きな海のこと、街の社会の仕組み…
どれも女の子にとっては新鮮で、面白く、時に奇妙で、心踊るものでした。
「旅人さん、良ければまた明日も、お話を聞かせてください」
女の子は、目を輝かせながら、旅人に請いました。旅人は、ちっとも嫌がらずに、次の日も、その次の日も女の子に世界の話を聞かせました。話だけではなくて、「街」へ行かなければ手に入らない、ぜんまい仕掛けのおもちゃもくれました。女の子には、命ないものが動くのが、とても不思議に思えました。
女の子は、旅人をとても大切だと思いました。この人がいなければ私は生きていけないと思いました。
旅人と共に過ごす日々は、女の子にとってかけがえのないものだったのです。
そんなある日、旅人が突然姿を消しました。
女の子が、亡き母に教わった歌を、旅人に聴かせた翌日のことでした。
女の子は驚いてあたりを探しまわります。森の奥かしら?泉に水を汲みに行ったのかしら?けれど、どこにも旅人はいないのです。どこを探しても、旅人はいなくなってしまったのです。
女の子は、嘆き悲しみました。
いなくなってしまった大好きな人を、朝から晩まで嘆き続けました。
泣いて泣いて、涙が枯れ果てても、旅人は戻ってきませんでした。
けれど女の子は、旅人が戻ってくるのを待ちました。私が待っている限り、優しいあの人は、必ず戻ってきてくれるのです。そしてまた微笑んで、女の子に色々な、世界の話を聞かせてくれるのです。
だから、優しいあの人を、女の子は待ちました。
女の子はいつの間にか、女性になっていました。
優しいあの人は、まだ来ません。
けれど、いつか必ずあの人は来てくれるのです。
女性になった女の子は、あの人がいなくて、外の世界が学べないから、森の外に行ってみることにしました。森の外は、意外と近かったのです。
実際に見る森の外の世界は、あの人が語った言葉では語り尽くせないほど広く、複雑で、驚きに満ちていました。女の子は、旅人に教わった以上の、色々なことを知りました。
世界の全てを知り尽くせば、旅人が戻ってきてくれると信じていました。そして、いつあの人が戻ってきてくれてもいいように、夕暮れには必ず森の中の小さな家に帰りました。そして、旅人と過ごしていた時と同じように過ごすのです。女の子は、街に出て、世界を知ったけれど、あの日と何一つ変わらぬように、あの人をいつでも迎えてあげられるように、過ごすのです。
女の子はいつしか中年になり、老婆になりました。
森の中の家は、とても古くなってしまいましたが、家の中は少女だった頃と何一つ変わりません。旅人がくれた、ぜんまい仕掛けのおもちゃもそのままです。
かつて少女だった老婆は、ありったけの知識を詰め込みました。けれど、知らないことはまだまだたくさんあるのです。あの人に会うためには、もっとたくさん、もっとたくさん世界を学んで、もっともっと賢くなって、もっとずっと思慮深い、大人にならなきゃいけないのです。世界の全てを知れば、必ず優しいあの人は、よく頑張ったねと言って、笑顔で戻ってきてくれるのです。そして、まだあどけない少女にするように、頭を優しくポンポンと撫でて、抱き締めてくれるのです。
そんなある日、森の家のドアを叩く音が聞こえました。
老婆は、遥か昔の、そう、あの人と過ごした、少女の頃の顔に戻って、扉に駆け寄ります。長年悩まされた膝や腰の痛みも、今ばかりは忘れていました。そしてずっと用意していた言葉を言いながら、すっかり色褪せてしまった緑のドアを開くのです。
けれど、そこにいたのは、旅人とは似ても似つかない、鎧を着た屈強な男達でした。
何事か分からず、目を白黒させる老婆。そんな老婆を、男達は問答無用で押さえ付け、縄で縛り、荷馬車に放り込んだのです。
それから三日、老婆は殺されました。時の王様が、魔女狩りの令を出したのです。独りぼっちで、森の中、学び続ける老婆が、世間にはどれだけおかしく見えたでしょう。
けれど、老婆は、かつて少女だったその人は、ただ待っていただけなのです。少女の人生で、最も幸せな時を共に過ごした優しい人を、待っていただけだったのです。
この話は、ここでおしまい。
2012/06/22 (Fri)                  タイトルはおこがましくて付けられない
風に草が 揺らめくように
白い星が 囁くように

船を飛ばそう 快晴の空に
大きく尾を引いて消えるよ
届くかな?

言葉じゃ 拙すぎて
君を見ていた 消え入るように
君を見ていた 青い夢に

晴れの日も 雨の日も 風の日も
夏の日も 冬の日も いつもここで

定点に見える君を 何度もなぞり、描いた
鉛筆で 何度も何度も 君を

全てを捉えようと 描き散らすキャンバスに
君はいなくて
真っ黒が あった

君が見えない この瞳に
君は見えない この私に

見えなくなった君を探し 星のない夜を行く
溶け込んだ君と すれ違うために
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